【完全版】お子さまの歯並び、いつから気にすればいい?知っておきたい子どもの歯列矯正
- 2025年5月29日
- お知らせ
お子さまの歯並び、気になっていませんか?
「うちの子、歯並び大丈夫かな?」「矯正っていつから始めればいいの?」
そんなふうに、お子さまの歯並びについて不安や疑問を抱えている保護者の方はとても多いです。この記事では、小学校低学年~高学年ごろに行う『1期治療(子どもの矯正)』について、目的や開始時期、費用、そして注意点まで、わかりやすく解説していきます。
矯正歯科の専門家による考えをもとに、**保護者の方が「今、何を知っておけばいいか」**がひと通り分かる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. なぜ子どもの歯列矯正が必要なの?目的を知ろう
- 2. 子どもの歯列矯正を始めるのに適したタイミングは?
- 3. 費用と期間はどれくらい?
- 4. どんな矯正器具を使うの?代表的な器具の紹介
- 5. 子どもの歯列矯正のメリット・デメリット
- 6. 治療を受ける上での大切な注意点
- 7. まとめ:早めの相談が鍵
1. なぜ子どもの歯列矯正が必要なの?目的を知ろう
子どもの歯列矯正は、単に歯並びをきれいにしたり、見た目を良くするためだけではありません。保護者の方がお子さまの歯並びを気にされるのは、見た目の不具合から「かわいそう」と感じる方がほとんどだと思いますが、見た目も大事ではあるものの、実は一番子供の時に大事なのは、脳の発育に影響が出てくるという機能的なところを見ていかなくてはいけないという点が非常に大切になってきます。
悪い歯並びになることを予防し、歯の生え変わりや顎の成長を正しい方向へ導くことが、子どもの歯列矯正(1期治療や早期矯正治療と呼ばれる、乳歯列期や混合歯列期から始まる治療)の最も重要な目的なのです。特に、顎の骨の成長をコントロールし、将来の歯並びの土台作りをすることを目的とします。
なぜ歯並びと脳の発育に関係があるのかと思う方も多いでしょう。小学1年生から6年生くらいの間は、理性を司るといわれる脳の前頭葉が活発に発育する時期にあたります。前頭葉が活動する際には熱を発生し、その熱を冷却しないと発育が阻害されてしまうのですが、この**冷却を行っているのが「鼻の通り」**なのです。
歯並びが悪い、特に上顎の成長が悪い(日本人の子供には非常に多いとされています)と、鼻腔の広がりが足りなくなり、鼻呼吸がしづらくなります。鼻腔を通る空気の量が減ると、前頭葉が発育する際に発生する熱が十分に冷却されず、集中力の低下などにつながる可能性があります。つまり、上顎の成長が悪いと、歯並びも悪くなるだけでなく、脳の成長の妨げにもなり得るのです。
このように、子どもの歯列矯正は、見た目の改善以上に、口元の機能や顎の成長を正常に導き、全身の健やかな発育を助けるという側面に重きが置かれています。
ちなみに、子供の矯正治療は、**乳歯列期や混合歯列期に行う「1期治療(早期矯正治療)」**と、**永久歯列期の全体的な治療を行う「2期治療(本格矯正治療)」**に分けられます。1期治療では部分的に歯を動かしたり、顎の骨の成長をコントロールして土台作りをし、2期治療では一般的に知られているブラケットとワイヤーなどを用いて、全体的な歯並びや噛み合わせを整えていきます。最終的な噛み合わせのゴールを100点とすると、1期治療で60点から80点の状態を目指し、2期治療で100点に近づけていくイメージです。多くの場合は1期治療と2期治療をセットで行うことになります。
2. 子どもの歯列矯正を始めるのに適したタイミングは?
子どもの歯列矯正、特に1期治療をいつから始めれば良いか悩む保護者は多く、歯科医院によっても推奨する時期は異なります。
一般的には、上の前歯4本がある程度生え揃う、小学校2~3年生あたりからスタートすることが多いです。この時期は、歯の生え変わりが最も活発に進む混合歯列期にあたり、顎の成長をコントロールしたり、永久歯が正しく生えるスペースを確保したりするのに適しています。ただし、歯の生え変わりには個人差があるため、スタート時期が2年程度遅れることもあります。
一方、当院では、下の前歯4本がきちんと生え揃う6~7歳ごろを目安に矯正のご相談をおすすめしています。これは、早い段階で咬み合わせや顎のバランスを整えることで、よりスムーズに治療を進められると考えているためです。
特に早めの相談が推奨されるケースとしては、以下のものがあります。
- **上下の前歯の噛み合わせが逆になっている「反対咬合(受け口)」**の場合。
- **上下の奥歯の噛み合わせが逆になっている「交叉咬合」**の場合。
これらを放置しておくと、顎の成長に悪影響を及ぼすことがあるため、通常より早い小学校入学前に治療を開始することもあります。学校の歯科検診で歯並びを指摘されたり、少しでも気になる点がある場合は、小学校の低学年のうちに一度矯正専門のクリニックに相談に行ってみることをお勧めします。受け口の場合は小学校入学前が良いでしょう。
脳の発育が最も活発な幼稚園から小学校6年生までの期間に、歯並びを改善し、同時に上顎の成長を促すことが非常に重要であると考えられています。この時期に上顎を広げてあげることで、歯並びを良くするだけでなく、鼻の通りを良くし、脳の発育にも良い影響を与えるという一石二鳥、一石三鳥の効果が期待できるのです。また、子供の時期は上顎の骨がいくつかのパーツに分かれており、まだ完全にくっついていないため、比較的簡単に広がりを作ることができるという利点もあります。これが中学・高校生になると骨が完全に癒合するため、広げるのが難しくなってしまいます。
「もう少し様子を見よう」と問題を先送りにすると、治療期間が長くなってしまったり、費用やご家族の負担が大きくなってしまったりする可能性があります。早めに相談に行っていれば、ちょっとした労力で最大限の効果が得られたのに、問題を後回しにしたことで誰にも得がない結果になることもあり得ます。そのため、歯並びについて少しでも気になる点があれば、早めに専門医に相談することが推奨されています。
3. 費用と期間はどれくらい?
子どもの歯列矯正(1期治療)は、基本的に自費診療となります。そのため、クリニックや地域、治療の難易度、使用する器具、そして料金体系によって費用に幅があります。
1期治療の費用は、目安として10万円から60万円程度です。 料金体系には、使用する装置ごとに費用が発生する「加算式」のところもあれば、治療に必要な複数の装置を含めて総額で提示する「総額式」のところもあります。結果的にかかる総額はどちらも大きく変わらないことが多いですが、クリニックによって異なるため、矯正相談の際には料金体系をしっかりと確認することが重要です。また、毎回の診察料が別途かかるクリニックと、治療費に含まれているクリニックがあるため、その点も確認しておくと良いでしょう。
治療期間は、だいたい2年前後が一般的です。お子さまの歯並びの状態に大きな問題がなければ1年半程度で終了することもあります。しかし、問題が多い場合や、顎の成長を利用した治療が必要な場合は、3年、あるいは4年程度かかることもあります。
通院の頻度は、だいたい1ヶ月から2ヶ月に1回です。 注意点として、クリニックによっては矯正治療を担当する歯科医師が常勤ではなく、月に1回や2回の非常勤の場合があります。このような場合、非常勤の先生の出勤日に合わせて予約を取る必要があるため、習い事などで予定が埋まりやすいお子さまの場合、日程調整が難しくなることがあるかもしれません。矯正相談の際に、治療を担当する先生が常勤か非常勤かを確認しておくと安心です。
当院では、矯正治療の初期(おおよそ3か月間)は週1回の通院をお願いしています。その後、治療の進行に応じて2週間に1回、あるいは月1回の通院へと間隔が広がっていきます。
矯正専門医の常勤はありませんが、外部の専門医と連携しながら治療計画を立て、患者さま一人ひとりに最適な治療をご提案しています。
4. どんな矯正器具を使うの?代表的な器具の紹介
子どもの1期治療で使用する矯正器具は、治療内容や担当医の方針、お子さまの歯並びの状態によって多種多様です。ここでは、ソースで紹介されている代表的な器具をいくつかご紹介します。
マイオブレース:歯並びを整えるための取り外し式のマウスピース型矯正装置す。
お子さまが成長する力を活かして、歯だけでなく「舌の位置」や「呼吸のしかた」「お口のクセ」など、歯並びが悪くなる原因そのものにアプローチする治療方法です。
【こんな方におすすめ】
- 指しゃぶりやお口ポカンが気になる
- 鼻ではなく口で呼吸している
- 歯並びや咬み合わせが心配だけど、できるだけ抜歯は避けたい
- 固定式の装置(ワイヤーなど)に抵抗がある
【マイオブレース治療の特徴】
🦷 1. 原因から改善を目指す
マイオブレースは、歯を「無理に動かす」のではなく、正しい舌の位置やお口の使い方をトレーニングすることで、自然な歯並びへと導いていきます。
🦷 2. 取り外しができて、お手入れもラク
学校では外して過ごせるので、生活への影響が少なく、衛生的にも安心です。
🦷 3. 成長期だからこそ効果的
お子さまの成長に合わせて使うことで、顎の発育を整え、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保することができます。
【当院での対応】
当院では、お子さまの癖やお口の状態をしっかりチェックしたうえで、必要に応じてマイオブレース治療をご提案しています。
装置を使うだけでなく、**専用のトレーニング(呼吸・舌・唇の体操など)**も一緒に行うことで、より良い効果が期待できます。
- 取り外し式拡大装置: 主に上顎や下顎の歯列を広げるために使用する、患者さん自身で取り外しができる装置です。装置に組み込まれたネジを、付属の棒などを使って週に1回程度回すことで、装置が横に広がり、歯列が拡大されていきます。
- 急速拡大装置: 上顎を短期間で集中的に拡大するために使用する固定式の装置です。こちらも奥歯に固定され24時間つけっぱなしで、ネジが付いています。ネジを回すことで比較的短期間で上顎を拡大することができます。
- ヘッドギア装置: 出っ歯(上顎前突)の治療に使用されることがある装置です。頭や首にストラップをかけて使用し、上顎の過剰な成長を抑えたり、上の奥歯を後ろにずらしたりするために使用されます。取り外し式で、装置の効果を十分に得るためには、お家にいる時や寝る時など、決められた時間しっかりと装着することが重要です。
- 上顎前方牽引装置: 受け口(下顎前突)の治療に使用されることがある装置です。上顎の成長が不十分な場合に、上顎の成長を助けるために使用されます。取り外し式で、ヘッドギアと同様に装着時間が治療効果に大きく影響します。
これらの装置は、精密検査の分析結果に基づき、お子さまの現在の歯並びの問題点に合わせて選択されます。必要に応じて、単独で、または組み合わせて治療が進められます。
5. 子どもの歯列矯正のメリット・デメリット
子どもの歯列矯正(1期治療)には、成長期だからこその大きなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
【メリット】
- 骨格にアプローチできる点が最大のメリットです。お子さんの場合はまだ成長があるため、成長を利用して骨格のずれの改善を図ることが期待できます。成人の場合は骨格の成長が完了しているため、骨格のずれを根本的に治すには外科手術が必要になることもあります。
- 子供の時期は歯列や顎が広がりやすいため、大人の歯(永久歯)が綺麗に並びやすくなります。
- 場合によっては、1期治療のみで歯並びが整い、2期治療が不要になる可能性があります。仮に2期治療が必要になったとしても、1期治療で土台ができているため治療が行いやすい状態になり、2期治療の期間を短縮したり、抜歯を避けられる可能性が高まります。
- 口呼吸や舌の悪い癖も顎の成長に悪影響を及ぼすことがありますが、これらの悪い癖を早い段階から取り除くことが期待できます。癖を持っている期間が長いほど治りにくいものです。口腔筋機能療法などのトレーニングを併用して、意識づけを行うこともあります。
- 歯並びに対する心理的な負担を軽減させる効果があります。特に前歯の見た目が改善できれば、コンプレックスを抱えやすい思春期をより良い状態で過ごせる可能性があります。
【デメリット】
- 使用する器具の種類によっては、見た目が気になることがあります。固定式の装置などは、いかにも矯正治療をしているという見た目になることがあります。
- 矯正治療中は、器具の周りに汚れ(歯垢・プラーク)が残りやすくなるため、歯磨きをしっかり行わないと虫歯ができるリスクが高まります。固定式の装置の場合は24時間つけっぱなしなので、特に丁寧な歯磨きが必要です。
- 取り外し式の装置は、歯磨きがしやすい反面、装置の装着時間が治療効果に大きく影響します。お子さまが治療に非協力的な場合、良い治療結果が得られないことがあります。
- 1期治療の後に2期治療も行う場合、2期治療から始めた場合と比べて、トータルの矯正治療期間が長くなる傾向があります。2期治療も大体2年前後かかるため、1期治療と2期治療を合わせると4年前後の治療期間となるのが一般的です。
- 1期治療では部分的に歯を動かしたり、治療後にも歯の生え変わりや顎の骨の成長があるため、治療後に後戻りがしやすかったり、噛み合わせが変化したりすることがあります。1期治療が終了してから2期治療に移行するまでの間は歯並びが不安定な状態になるため、動かした歯が元の位置に戻らないように、保定装置(リテーナー)をしっかりと使用する手間が生じることがあります。
6. 治療を受ける上での大切な注意点
子どもの歯列矯正を検討する上で、特に知っておくべき大切な注意点がいくつかあります。
- 1期治療で全てが解決するわけではない 矯正相談の際、1期治療だけで歯並びが完璧に整うと思っている保護者の方もいらっしゃいますが、残念ながら1期治療だけで理想的な歯並びを保証することはできません。なぜなら、1期治療は上下の顎の骨の成長や歯の生え変わりなど、様々な変化が起こる中で治療を進めるため、ある程度の予想はついても、未来に起こることを完全に予測することはできないからです。また、お子さまの装置の使用状況(取り外し式の装置の場合など)によっても治療の効果は変わってきます。不確かなことが多いので、必ずしも治療計画通りに完璧に進むわけではないということを理解しておくことが重要です。1期治療をしたからといって、必ず大人(2期治療)の矯正治療が必要なくなるわけではないですし、歯を抜かなくて済むというわけでもありません。治療を受ける際には、1期治療のゴール(どこまでを目指すのか)、2期治療が必要になる可能性、抜歯が必要になる可能性について、担当医としっかりと確認することが大切です。
- 全ての子どもが1期治療の対象となるわけではない 歯並びが悪いからといって、全てのお子さまが必ずしも1期治療を受けた方が良いというわけではありません。治療の対象となるかどうかは、大きく分けて3つのタイプが考えられます。
- 1期治療のみで終了できる可能性が高い方
- 1期治療だけでは限界があり、2期治療が必要になる可能性が高い方
- 1期治療の効果が少なく、1期治療は行わずに2期治療から始めた方が効率が良い方 これはお子さまの歯並びや顎の状況、成長の度合いによって異なります。また、クリニックによってもこの判断は異なる場合があります。お子さまの性格や習い事が多くて通院が困難など、環境面を考慮して、あえて子供の矯正治療(1期治療)を行わないという判断をする場合もあります。
- クリニックによって1期治療の「ゴール」が異なる 前述したように、1期治療では最終的な噛み合わせを100点とすると、60点から80点の状態を目指すというイメージです。この60点から80点という幅があるのは、1期治療でのゴールの明確な指標というものがなく、担当医の考え方によって大きく変わるからです。2期治療であれば、例えば前歯の被さり方や奥歯の噛み合わせなど、ある程度明確なゴールが設定されていますが、1期治療は歯の生え変わり途中で、顎の成長もあるため、全体的な細かな調整はできません。そのため、担当する歯科医師の考えや歯並びの状態によって、「どこまでを1期治療で治して、残りは2期治療で治そう」というように、1期治療でどこまでを目指すのかの範囲が変わってきます。 例えば、8歳のお子さまが出っ歯とガタつきを心配して4軒のクリニックに相談に行った場合、それぞれのクリニックで「マウスピースとトレーニングで様子見」「抜歯を避けるため1期で拡大と上顎成長抑制」「1期で出っ歯をメインに治し、2期は本人次第(抜歯の可能性あり)」「1期は効果が少ないためせず、2期から始めた方が効率が良い(抜歯の可能性高い)」といった、異なる方針が提示されることがあります。 どの考え方がご自身やご家族の考えに合っているかを判断し、納得できるクリニックを選ぶことが重要です。
- 治療中に転院した場合の費用について 1期治療から2期治療に切り替わるタイミングなどで転院が必要になった場合、費用の負担が増える可能性があります。同じクリニック内で1期治療から2期治療に移行する場合は、基本的に総額料金の差額分を支払えば良いとしているクリニックが多いです。例えば、1期と2期合わせて総額100万円かかるクリニックで、1期治療に40万円を支払い終えた後、2期治療に移行する際には残りの60万円を支払うというイメージです。 しかし、1期治療が終了した後、引っ越しなどでそれまで通っていたクリニックに通えなくなり、新しいクリニックで2期治療を受ける必要が出た場合、新しいクリニックでは新規の患者さんと同じ扱いの金額になる可能性があります。前のクリニックで40万円支払っていても、転院先で残り60万円で済むとは限らず、改めて2期治療の費用(例えば100万円かかるクリニックなら100万円)がかかる場合もあります。これは転院先のクリニックの料金体系や判断によって異なります。 また、引っ越し以外にも、1期治療のみに対応しており、2期治療を取り扱っていないクリニックで治療を受けた場合も、2期治療が必要になった際は別のクリニックへ転院が必要となり、同様に新規の患者さんと見なされて改めて費用がかかる可能性があります。 心配であれば、矯正相談の際にそのクリニックが2期治療も取り扱っているかどうかを確認しておくと安心です。
7. まとめ:早めの相談が鍵
お子さまの歯列矯正は、見た目の改善だけでなく、健やかな体の成長や、脳の発育を含む機能的な側面においても非常に重要な意味を持ちます。特に、成長期にあるお子さまの顎の骨の成長を正しい方向へ導くことは、将来のより良い歯並びや噛み合わせの土台を作る上で大きなメリットとなります。
歯並びについて少しでも気になる点があれば、「もう少し様子を見よう」と先延ばしにするのではなく、できれば小さい頃から、早めに専門医に相談することが、結果的に治療期間が短縮されたり、費用や負担が少なく済むなど、お子さまにとってより良い結果につながる可能性が高いと言えるでしょう。
クリニックによって治療方針や費用、使用する器具などが異なる場合があるため、ご心配であれば複数の矯正専門のクリニックで相談し、治療方針や費用、注意点について納得した上で治療を開始することをお勧めします。当院でもお子さまの矯正治療の相談は多く、いつでも対応可能ですので、気になる点があればぜひお気軽にご相談ください。
マイオブレースは、歯を「無理に動かす」のではなく、正しい舌の位置やお口の使い方をトレーニングすることで、自然な歯並びへと導いていきます。
学校では外して過ごせるので、生活への影響が少なく、衛生的にも安心です。
お子さまの成長に合わせて使うことで、顎の発育を整え、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保することができます。
装置を使うだけでなく、**専用のトレーニング(呼吸・舌・唇の体操など)**も一緒に行うことで、より良い効果が期待できます。
- 1期治療のみで終了できる可能性が高い方
- 1期治療だけでは限界があり、2期治療が必要になる可能性が高い方
- 1期治療の効果が少なく、1期治療は行わずに2期治療から始めた方が効率が良い方 これはお子さまの歯並びや顎の状況、成長の度合いによって異なります。また、クリニックによってもこの判断は異なる場合があります。お子さまの性格や習い事が多くて通院が困難など、環境面を考慮して、あえて子供の矯正治療(1期治療)を行わないという判断をする場合もあります。