インプラントとブリッジ、入れ歯の違い
- 2023年3月9日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
むし歯や歯周病、外傷など何らかの理由で歯を失ってしまった場合、その部分を補う必要があります。その手段としてご検討いただきたいのが、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの方法です。
インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、さらに人工歯を被せる治療方法です。
天然歯と同様の見た目で、違和感なく自分の歯と同じように噛めることが最大のメリットです。また、周りの健康な歯への影響もなく、きちんとメンテナンスすれば10年~15年はもつといわれています。保険適応外の治療となり、人工歯根と顎の骨が結合するまでに数ヶ月の時間を要するため、全体の治療期間はやや長くなります。
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を土台として人工歯が繋がった被せ物をする治療方法です。保険の範囲内でも作製が可能なものもあります。しっかり固定されるため取り外しの必要もなく、天然歯の6割ほどといわれていますが比較的違和感なく噛めます。しかし、隣接する健康な歯を削ることになり、その歯にもブリッジを支える負担がかかるので、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。また、ブリッジと歯ぐきの間に汚れがたまりやすいため、補助清掃用具を活用して丁寧に清掃する必要があります。
入れ歯は、着脱が可能な人工歯です。保険の範囲内でも作製が可能なものもあります。部分的に歯を補う部分入れ歯と、顎全体の歯を補う総入れ歯があります。部分入れ歯の場合は、入れ歯を支えるためのバネをかける歯に負担がかかり、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。取り外しができる分、噛む力は部分入れ歯で天然歯の3~4割、総入れ歯の場合は天然歯の1~2割といわれています。
このように、インプラント、ブリッジ、入れ歯にはそれぞれメリットとデメリットがあります。どの方法が最も適しているか、ご自身では判断ができない場合がほとんどかと思いますので、お気軽に当院までご相談ください。