歯の根の治療はなぜ時間がかかる?|千葉県柏市の柏いろは歯科おとなこども歯科

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歯の根の治療はなぜ時間がかかる?

こんにちは。

柏いろは歯科おとなこども歯科です。

 

歯の根の治療は、一般的に次のような手順で行われます。

 

1.むし歯になっている部分を除去する

レントゲン画像などでむし歯の状態を確認しながら、むし歯の部分を削ります。必要に応じて、う蝕検知液とよばれる薬液でむし歯が取り切れているかを確認します。

2.歯の神経をとる

歯をさらに削って神経を露出させ、ファイルという細い針金のような専用の器具で神経を除去します。根が複数本あり、形もより複雑な奥歯の場合は、1回で終わらないこともあります。

3.歯の根を拡大し、根の清掃と消毒をする

根管に薬剤がしっかり入るように、根を拡大して太くします。その後、ファイルで根管に残っている汚れを清掃、消毒するという処置を繰り返します。

4.ゴム状の材料で根管を充填する

根管が十分に綺麗になったら、再感染を起こさないようにゴム状の樹脂で根管内を充填します。

5.歯の土台をつくり、最終的な被せ物を被せる

被せ物を被せる前に、コアとよばれる土台を作製します。コアは金属製のメタルコアもしくはプラスチック製のレジンコアが用いられます。その後、コアをつけた状態で最終的な被せ物の型どりをし、被せ物を被せたら治療完了です。

 

このように、歯の根の治療をするとなるとたくさんの手順が生じます。特に、根管の状態によりますが、根の清掃と消毒には通常23回程度かかります。完全に無菌化することはでいませんが、菌が残っていると炎症を起こしてしまうため、12週間おきに続けてご通院いただく必要があるのです。したがって、根の治療全体を通しては、57回ほどの通院回数となるため、その分治療にかかる期間も長くなります。

 

根の歯の治療が必要な歯は、自然治癒することはありません。途中で治療を中断してしまうと、細菌が入り込み、再感染してしまうおそれがありますので、治療完了まで必ず通院していただくようお願いいたします。