舌でわかる健康状態
- 2023年1月26日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
東洋医学には、舌の色と形、舌苔、舌裏の血管を見て体調を知る「舌診(ぜっしん)」という診断方法があります。
粘膜で覆われ多くの血管が集まる舌は、血液や体液の状態が反映されやすい部位です。そのため、舌を見れば内臓の様子や体調が分かるといわれます。
毎朝鏡で自分の舌を確認し、健康状態をチェックしましょう。
■健康な舌の特徴
理想的な舌は、ピンク色で白い舌苔が薄くついている状態です。舌本体の色は、赤みが強くなるほど、体の冷えが強くなります。
舌苔は舌クリーナーなどを使い、ときどきお掃除することをおすすめします。舌苔がたまると、口臭や誤嚥性肺炎の原因になります。ですが、歯ブラシでゴシゴシこするのは、舌を傷つけてしまうためやめましょう。
■舌診断からわかる不調タイプ
・舌が赤い、舌苔が少ない、舌の表面に亀裂があるなどの症状が見られる人は水分不足になりがちなタイプ。
口や喉が渇き、ほてりを感じることが多いかもしれません。こまめに水分補給をしましょう。
また、脂の多いものは控えめにし、お腹にやさしいもので体調を整えましょう。
・舌に紫暗色の斑点がある、舌の裏にある血管が太く目立っている人は、血管が滞った状態です。
手足の冷えやむくみなどが出やすくなっています。入浴や半身浴で汗をかき、その後はしっかり水分補給をしましょう。
ツボ押しやマッサージで体の巡りがよりよくなります。
・舌が白く形が変化している、舌苔が湿っている人は、だるい状態が続きやすくなっています。
質のよい睡眠で、体力と気力を回復することが大切です。
バランスの良い食事をとることを心掛けてください。
・舌が腫れぼったい、舌苔が白く湿っている、舌の縁に歯形がついている人は栄養が偏っている可能性があります。
胃腸が弱った状態ですので、食べ過ぎや飲み過ぎを控えて胃腸を休ませましょう。
また、なるべく温かい物をとったり、適度な運動や入浴で、代謝・血行を促進して余分な水分を体の外へ出すことも大切です。
日々の舌チェックで、自分の体調をしっかり把握しましょう。
お口のことや歯のことでお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。