訪問歯科についての勉強会
- 2023年1月26日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
先日、柏歯科医師会の衛生士さんによる訪問歯科についての勉強会を行っていただきました。
まず、一般歯科と訪問歯科との違いについて教えていただきました。
☆一般歯科とは
虫歯治療や親知らずの治療、歯周病治療や根管治療、義歯の作成、小児歯科など、患者さんが歯科医院に通院した際に受ける一般的な歯科治療のことを指します。
☆訪問歯科診療とは
歯科医師や歯科衛生士が個人宅や施設、病院を訪問し、歯科診療をおこなうサービスのことです。
訪問歯科を歯や口腔内を健康に保つことは、食べる喜びを持ち続けるといったQOL(Quality of Life=生活の質)や全身の健康状態にも影響します。
そのため、病気や障がい、加齢などによって歯科医院への通院が難しくなった場合でも、訪問歯科を利用することで定期健診やメンテナンスを続けることが大切です。
一般歯科は医院に通い治療などを受けること、訪問歯科は家に居ながらに治療などを受けることの違いはありますが、どちらも継続的に患者さんと寄り添うことが大切なのだと思いました。
それから
- どうしたら不快感なく、患者さんに気持ちよくケアを受けてもらえるのか。
- マッサージによる嚥下機能の向上、痛みの緩和
- 相手の呼吸に合わせて、どの器を使うかなど
- 寄り添ったケアを提供するにはどうしたらよいのか?
- 麻痺している方への対応方法
などの実習も学びました。
実習を通して、気持ちよくケアを受けてもらうためには、患者さん一人ひとりに寄り添い、その患者さんに合ったケアを提供すること、そして訪問歯科は、患者さん本人だけでなく、ご家族やケアマネージャーといった人たちと多くかかわりを持つことが大切なことを学びました。
最後に『高齢化社会での歯科衛生士の役割』などについて学びました。
現代社会は超高齢化社会です。
口腔ケアをする場所として、歯科クリニックや病院といったところがイメージされてしまいますが、超高齢化社会において高齢者の健康を守るためには、歯科訪問診療の重要性が増えていきます。
高齢の患者さんの口腔衛生を保つためには、口腔ケア、口腔機能のリハビリテーションをする歯科衛生士はとても重要な役割となります。
今回の勉強会では、当医院で実際に訪問歯科を担当しているスタッフもとても良い勉強になり、今後は口腔ケアの一環として学んだことをぜひ取り入れていきたいと思いました。