歯の構造から知る、むし歯の進行|千葉県柏市の柏いろは歯科おとなこども歯科

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歯の構造から知る、むし歯の進行

こんにちは。

柏いろは歯科おとなこども歯科です。

 

むし歯は急に深くなるのではなく、少しずつ進行していきます。そしてその進行スピードは、年齢によるエナメル質の柔らかさ歯の場所、歯並びのほか、毎日の歯磨きによるケア、間食などの生活習慣といった様々な要因によって異なります。

 

歯の構造

歯は、歯ぐきから上の外から見えている部分を「歯冠」、歯ぐきのなかにあり外から見えない部分を「歯根」といいます。そして、歯は表面からエナメル質、象牙質、歯髄(歯の神経)から構成されています。エナメル質はカルシウムが溶け出す脱灰と、唾液の作用により溶け出したカルシウムが修復される再石灰化を日々繰り返していますが、脱灰が再石灰化を上回るとむし歯になってしまうのです。

 

むし歯は英語で「Caries(カリエス)」というため、歯科ではその頭文字からむし歯を「C」と表現します。むし歯の進行は次の5段階に分類され、Cの後ろの数字が大きくなるほど、むし歯が進行していることを表します。

 

CO

最も進行度の低いむし歯は、CO(シーオー)と表します。エナメル質の表面が脱灰により白濁している状態で、まだむし歯のような穴はあいていません。

 

C1

エナメル質がむし歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。まだ痛みやしみなどの自覚症状がないことがほとんどです。色も黒くないため、見た目には分からないかもしれません。

 

C2

エナメル質の内側の象牙質までむし歯が進行すると、むし歯が黒く見えるようになります。冷たいものや熱いものがしみるようになったり、痛みを感じるようになるため、もしかしたらむし歯かもしれない、と気づく方がほとんどです。

 

C3

象牙質の更に内側にある歯髄(歯の神経)までむし歯が進行すると、我慢できないような激しい痛みに襲われます。表面の穴が大きくなくても、内部でむし歯が広がっていることもあります。

 

C4

むし歯が進行して歯冠がほとんど溶け、歯根にまでむし歯が進行している状態です。この段階になると歯の神経が死んでしまい、痛みを感じなくなります。また。歯根の先に膿がたまることもあります。

 

まとめ

むし歯は早い段階で発見できれば、治療も軽く済むことがほとんどです。初期のむし歯は自覚症状もなく見た目にも分からないことが多いため、歯科医院での定期検診を受けて初期むし歯があるかをチェックするようにしましょう。定期検診のご予約は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。