歯のクリーニングでは何をする?
- 2023年6月19日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
歯とお口の健康を守るためには、定期的に歯科医院での専門的なクリーニングを受けることが大切です。歯のクリーニングの一般的な流れについてご紹介します。
・検査
まずはお口の中の状態を目視で確認します。レントゲン撮影も行い、目視で見えない箇所の状態も把握します。その後、「歯周ポケット検査」とよばれる歯周病の検査を行います。この検査では、歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)に先端の丸い細い専用の器具を差し込み、ポケットの深さを測ります。ポケットの深さや検査時に出血があるかどうかにより、歯周病の進行状況を確認します。
・歯磨き指導
お口の中を歯科衛生士が拝見し、歯磨きでどの程度汚れが落とせているかチェックします。汚れが残っている箇所や磨くのが難しい部分については、適宜歯ブラシの当て方や動かし方などをアドバイスいたします。歯ブラシだけでは落としきれない汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を活用することが大切です。お口の中の状態にあったグッズのご提案もいたします。
・プラークや歯石の除去
歯のクリーニングに使用する器材は大きく分けて2種類あり、超音波の微細振動を利用して歯についている歯石を剥がして粉砕する「超音波スケーラー」と、手動で歯石を削り取る「ハンドスケーラー(キュレット)」があります。まずは超音波スケーラーでお口の中全体の汚れや歯石を除去します。超音波の力を利用することで、短時間で汚れを除去することができます。超音波スケーラーで落とせなかった細かい歯石は、ハンドスケーラーを使って除去していきます。歯の複雑な形態をしている箇所に付着した歯石も、一つずつ丁寧に除去します。
・歯面の研磨
汚れや歯石を除去した後は、歯の表面を研磨して歯石の再付着を防ぎます。専用のブラシやラバーカップに研磨剤をつけて丁寧に磨き上げると、日頃の歯磨きでは感じることのできないすっきりとした感じを得ることができるでしょう。
歯のクリーニングはこのような流れで行います。歯に痛みや症状がなくても、むし歯や歯周病を予防するために定期的に歯科医院でのクリーニングを受けましょう。
定期検診や歯のクリーニングのご予約は、お電話からお待ちしております。