洗口液で歯周病は予防できる?
- 2023年6月22日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
ドラッグストアなどでもたくさんの洗口液が市販されていますが、これらの洗口液も歯周病予防に効果があるのでしょうか。様々な種類の洗口液が並べられていると、どれを選べばいいか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
・洗口液と液体歯磨きの違いに要注意
洗口液を選ぶ際の前提として、洗口液と液体歯磨きは全く別のものであるということを知っておきましょう。液体歯磨きは液体状の歯磨き粉なので、歯磨きをする前に使用します。洗口液は、歯磨きをした後に使用するものです。一見似たような商品ですが、パッケージの表示をよく確認して、適切なものを選ぶようにしましょう。
・洗口液だけでは歯周病予防は難しい
洗口液は、あくまで補助的なものです。歯周病の原因であるプラークやバイオフィルムは、歯の表面に細菌が集まってできる粘着性のある物体なので、洗口液でうがいをするだけでは除去することができないのです。したがって、これらのバイオフィルムは物理的に破壊する必要があり、それができるのは歯ブラシでの歯磨きです。歯ブラシや補助清掃用具でしっかりと汚れを除去した後であれば、洗口液に含まれる殺菌成分が効果的に浸透できます。
・歯周病予防のための洗口液の選び方と使い方
歯周病予防を目的に洗口液を選ぶ際には、歯周病原菌に対する抗菌作用のあるものや炎症を抑える成分を含むものがよいでしょう。洗口液を使用するのは、歯磨き後のタイミングです。洗口液を原液のまま使用するのか水で薄めるのかは商品により異なりますので、パッケージの表示をよく確認しましょう。洗口液を口に含んだら、口の中全体に行き渡るように強めのぶくぶくうがいを20秒から30秒行います。洗口液を吐き出した後は、水でうがいをする必要はありません。
このように、基本となる歯磨きをしっかりとした上でのプラスアルファのケアとして洗口液を上手に活用し、歯周病を予防しましょう。
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