唾液を増やすためにできること
- 2023年7月24日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
唾液はお口や全身の健康を守るための様々な働きをもち、健康な成人では1日に1~1.5リットルほどが分泌されています。しかし、加齢とともにその量は徐々に減っていき、70代ではピーク時の3割ほどしか分泌されません。唾液を増やすためにはどのようなことができるのでしょうか。
水分補給をする
唾液は99%以上が水分からできています。そのため、体内の水分量が減少してしまえば、唾液の分泌量も減ってしまうのです。のどの渇きを感じる前に積極的に水分補給をし、お口が乾燥しないようにしましょう。
よく噛んで食べる
噛むという行動により唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます。できるだけ回数を重ねて噛むことを心がけましょう。よく噛むことで満腹中枢も刺激されるので、食べすぎも予防できます。
舌を動かす体操をする
舌を動かすと舌下腺や顎下線が刺激され、唾液の分泌が促進されます。舌を動かす「あいうべ体操」をしてみましょう。大きく口をあけて「あ」「い」「う」「べ」の発音をします。このとき、音に合わせて口を大きく動かし、最後の「べ」では舌をできる限り前の方に伸ばすようにします。
唾液腺を刺激する
唾液は唾液腺から分泌され、それぞれ耳下腺、舌下腺、顎下腺があります。これらの唾液腺を刺激するようなマッサージを行うことも、唾液の分泌を促すことに効果的です。
・耳下腺
親指以外の4本の指を頬にあて、上の奥歯のあたりを後ろから前に向かってゆっくりと押すように回します。10回ほど行います。
・舌下腺
両手の親指を顎の真下にあて、上に突き上げるようにゆっくりと押します。10回ほど行います。
・顎下腺
両手の親指を顎の下の骨の内側(柔らかい部分)にあて、顎の下から耳の下まで少しずつ指をずらしながら5か所ほどゆっくり押していきます。1箇所につき5回ほど行います。
唾液を増やしてお口の健康を守りましょう
唾液の分泌を促して唾液量を増やすことで、唾液のもつ様々な働きを最大限発揮させることができます。唾液のことでなにかお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。