8020運動でずっと健康な歯を目指そう
- 2023年1月5日
- ブログ
こんにちは。
柏いろは歯科おとなこども歯科です。
皆様は「８０２０（ハチマルニイマル）運動」をご存じですか？
これは、1989年に提唱された「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
人の歯は親知らずを抜くと28本あります。年を重ねるにつれてさまざまな口内トラブルで歯が失われていき、80歳になったときにはほとんど残っていないというのが昔の日本人の状態でした。
人は20本以上の歯があれば咀嚼状況が良好という調査結果があり、咀嚼がしっかりできると身体全体の健康を保ちやすくなります。
健康寿命を上げるためには、できるだけ自分の歯を残ししっかりと噛めるかどうかが重要です。
予防歯科の概念や意識の改革によって、以前と比べると80歳以上の8020運動の達成率は上昇しています。
歯のケアをして歯の寿命を伸ばし、生涯20本以上の自分の歯を残そうという8020運動は、多くの国が実施しています。
歯への意識が高いアメリカやヨーロッパでも取り組んでいますが、その中でもスウェーデンは70歳の残存歯数が「21本」と大きな効果を発揮しています。
なぜ多くの歯を残せているのかというと、予防歯科の考え方を知っており、実践している人が多いということと、歯みがき以外のケア（デンタルフロスやデンタルリンス）への取り組みが日本と比べて進んでいることがあげられます。
8020運動での20本は、あくまでも目安なので、噛む機能だけでいえば自前の歯でなくても、義歯などで欠損をうめれば問題ありません。ですが、義歯にはデメリットもありますので、できるだけ自分の歯を長く使えるように、
毎日の口内ケアをしっかりすること、歯科の定期健診を受けることで健康な歯をキープしましょう。
歯を長く残したい方や日々のお手入れ方法についてご質問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。